東京都千代田区の博物館リスト

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美術館、ギャラリー等の展示施設は基本記載してありません。 千代田区には東京都の中で最多の32の博物館があります。
中央官庁の展示など大きくて、中身が濃い展示が多いことが特色です。

■日比谷図書文化館 ミュージアム
URL:千代田区立図書館
場所:ここになります。
江戸城、皇居を有する区として江戸城に関する展示が充実しています。江戸城の築城の歴史の説明、石垣の土台の構造の説明、発掘品などを展示し詳しく説明してくれます。
千代田区にも古墳があったこと、八重洲北口で発掘されたキリシタンの墓、紀州藩邸の金箔瓦、金物問屋の三谷家の大砲薬莢などびっくりする展示も。
玉川上水や江戸の街づくりの展示も楽しめます。
企画展も充実しており、テーマについての狭い範囲の展示を集中的に扱い、深い説明で好奇心大満足の展示です。
■靖國神社・遊就館
URL:遊就館
場所:ここになります。
日本の戦争の歴史展示がメインです。幕末から戦後までの戦争の流れや背景を遺品、記念物などを通して解説してくれる。戦争の歴史を系統的に展示している館としては最大の博物館と言っていいでしょう。歴史認識として気になる部分はありますが 館の視点、立場は明快なのでそれを理解した上で見ると日本の歴史の流れのようなものが理解できます。
日本では珍しい兵器の博物館という面も持ちます。
■領土・主権展示館 旧日比谷公会堂
URL:領土・主権展示館
場所:ここになります。
小さな展示ですが、北方、尖閣、竹島の領土問題について日本政府の主張を展示している施設です。ニュースではよく見るのですが意外と知らなかったことがどっさり。
この場所での展示は2年間だけとのことですので、お早めに。
■明治生命館
URL:明治安田生命
場所:ここになります。
昭和9年のビルディングです。空襲を生き延び、戦後はアメリカ極東空軍司令部として使用するためにGHQに接収された歴史を持ちます。そんな歴史の舞台であるとともに当時の最先端オフィースであるという面も持ち 当時の最高レベルのオフィースがこんな雰囲気だったんだと理解することができます。
土日に公開されています。(水〜金は一部公開のみ)
□マッカーサー記念室 第一生命保険
URL:第一生命保険
場所:ここになります。
戦後GHQの本部が置かれたのは第一生命ビル。マッカーサーの執務室が保存されています。何年かに1回7月末頃に公開されるようです。6月ごろのHPに注目。
博物館ではないのですが、歴史の舞台としていろいろな史料に登場する場所ですのでぜひ見ておきたいところです。
未調査。
■インターメディアテク IMT
URL:IMT
場所:ここになります。
東京駅に隣接する大規模商業施設「KITTE」の中にある東京大学の博物館です。さまざまな分野の古いモノが美しく展示されています。エジプトのミイラまで展示されています。
わたし的には系統性がなく、説明も不十分なので不満が残る展示なのですが、その幅の広さ、古いモノや展示ケースをアート的に配置し学問の雰囲気を出していることは新鮮な感覚です。
また「KITTE」内にはかつての郵便局長の部屋なども保存展示されています。
■三菱一号館歴史資料館
URL:三菱一号館歴史資料館
場所:ここになります。
三菱一号館は美術館が有名なのですが、その一角に事務所が復元されビジネスに関する展示があります。

□三菱センターデジタルギャラリー
URL:デジタルギャラリー 博物館ではないのですが三菱一号館歴史資料館に併設された専用の閲覧部屋です。
静嘉堂文庫、東洋文庫など三菱関連の美術館、博物館などの収蔵物画像・資料がデータ公開されて大画面で閲覧することができます。
■しょうけい館 戦傷病者史料館
URL:しょうけい館
場所:ここになります。
太平洋戦争で傷つき、十分な医療も受けられず亡くなっていった英霊、生きて帰っても本来は英雄であるはずなのに大変な苦労をされた傷病兵たちの足跡を展示。今の平和で繁栄した社会も彼らの上に成り立っていると強く感じます。
展示も野戦病院の雰囲気を再現しているなどショッキングでインパクトありすぎです。
■二松学舎大学資料展示室
URL:二松学舎大学
場所:ここになります。
漢学塾に始まる大学の歴史、ゆかりの人たちを顕彰展示。例えば犬養木堂や熊田恰などは岡山県の博物館でもよく登場する人たちの展示があり「つながる展示」になります。
■科学技術館
URL:科学技術館
場所:ここになります。
建築、自転車など各業界、学会単位での技術展示。昔と比べると空きスペースが増えたなという印象はあるのですが、それでも規模、内容的に十分な技術博物館です。子供といっしょに行っても1日楽しめることうけあいです。
■気象科学館
URL:気象庁
場所:ここになります。
気象庁の展示施設。気象、地震、津波の科学、防災に関する展示です。
■昭和館
URL:昭和館
場所:ここになります。
昭和という時代を展示した博物館です。激動の歴史を生活の視点から展示しており、昭和の世代の人にとっては思い出の歴史、若い人にとっては学習の歴史ということになるのでしょうか。
戦争、戦後が大きなスペースを占めています。
■日本カメラ博物館
URL:JCII
場所:ここになります。
カメラの歴史展示です。映像を記録するという目的のためにカメラはより手軽にそれができるように手段が大きく進化しています。しかもフィルムの材質やデジタル化など技術が根底から変わってしまうくらいの大きく進化です。そして常に最先端技術。
エポックメイキングな発明。極め、そして滅んでしまった技術、あるいは珍発明などカメラの技術史を追うことができます。
■オカムラ いすの博物館
URL:いすの博物館
地図上では ここになります。

オフィース家具のメーカー 株式会社オカムラの企業博物館。
いすの博物館、あるいはオフィース家具の博物館は日本でここだけ。
まずびっくりするのはオカムラが昔自動車を作っていたこと。
椅子の快適性を追及していることが展示から理解できる。日本人は仕事で長時間をこの椅子で過ごすので道具としての快適さが重要な要素なんでしょう。
昔からのオフィースデスクや椅子が展示されており、そうそう昔の事務所ってこんな感じだったな。なんてなつかしく感じます。
■明治大学博物館
URL:明治大学
場所:ここになります。
大学の歴史。陶芸、漆器、木工、織物などの工芸。治安、処罰などの刑法。考古学の4部門の展示。刑法部門の処刑具、拷問具の展示はマニアの中では有名な珍スポの一つとなっています。このような展示は日本では他に例がなく大変貴重な展示です。捕り物ドラマを見るのが楽しくなりそう。
核心の処刑具は穢れたものとして処分されてしまっているため復元なのだそうです。歴史展示も黒曜石の多面展示や土偶など系統的でユニークな展示です。
□阿久悠記念館
URL:明治大学
作詞家阿久悠の顕彰。文学館に近い。明治大学博物館と同じ建物内なので合わせて見るといいでしょう。
■憲政記念館
URL:衆議院
場所:ここになります。
政治の歴史展示。
明治から今に至る近代史そのものでしょう。
■神田明神資料館
URL:神田明神
場所:ここになります。
祭礼、神輿などの展示。
■国立公文書館
URL:国立公文書館
場所:ここになります。
明治以降の代表的な公文書の実物、レプリカが展示されている。教科書に載っている歴史も実物を見るとちょっと見方が変わります。
印象的だったのは終戦の勅語の文章がどのように修正されて発表されたかを解説した展示。軍部に対する配慮や急いでいた状況などがわかり上層部の動きがわかります。
■伝統芸能情報館
URL:日本芸術文化振興会
場所:ここになります。
国立劇場付属の歌舞伎、能などの伝統芸能に関する展示。
企画展が中心ですが、私が訪れた時には歌舞伎舞台が再現されていました。
■国立演芸場 演芸資料展示室
場所:ここになります。
URL:日本芸術文化振興会
国立劇場に隣接する落語、講談など話芸に関する展示です。
企画展が中心ですが私が訪れた時には落語の所作に関する展示でした。
■囲碁殿堂資料館
場所:ここになります。
URL:日本棋院
囲碁の歴史、名人の顕彰の展示。
■大妻女子大学博物館
場所:ここになります。
URL:大妻女子大学
大学の歴史、創立者の顕彰展示。
諏訪の神官の大祝(おおほうり)家とつながりました。
■水田記念博物館大石化石ギャラリー
URL:城西大学
場所:ここになります。
化石の博物館。展示されている化石の数、質の高さで圧倒される博物館。
翼竜の化石がみられる数少ない博物館の一つ。
■共立女子大学博物館
URL:共立女子大学
場所:ここになります。
企画展が中心。衣裳の歴史など他では見られない展示。
■文部科学省 情報ひろば
URL:文部科学省
場所:ここになります。
文科省の各部門の広報を行う博物館。昔の大臣室が公開されている唯一の場所。学校給食の歴史展示があったり、先端技術、深海調査など多岐にわたった展示。パネル展示、しかも方針、考え方のパネル展示が多いのがちょっと残念。文化庁の展示は文化財建造物の模型などが展示されており充実している。
■天理ギャラリー
URL:東京天理教館
場所:ここになります。
ギャラリーという名称であるが、内容は縄文〜古墳時代の発掘品を集めた歴史博物館。レベルも高い。
■ものづくり館 by YKK
URL:YKK
場所:ここになります。
YKKの企業博物館。
ファスナーの構造、歴史。ジーンズの歴史などを展示。体験コーナーもあります。
■法務史料展示室
URL:法務省
場所:ここになります。
建物は明治19年のレンガ造りの歴史的建造物ですが、戦災を受けているため内部は大きく改変されています。展示は司法の近代化の歴史を明治維新前後の比較で解説してくれておりよくわかります。また法体系はヨーロッパにならったものであるためお雇い外国人やその影響を受けた「人」の展示がおもしろく見ることができます。
■緑と水の市民カレッジ 緑の資料館
URL:緑と水の市民カレッジ
場所:ここになります。
日比谷公園の一角にある展示施設。植物や公園に関する展示です。企画展が中心ですが私が訪問した時は都立公園のそれぞれの歴史を展示していました。大名庭園由来の公園が多いので江戸屋敷の明治維新以降の変遷がよく理解できました。
■国立国会図書館東京本館 新館1F展示室
URL:国立国会図書館
場所:ここになります。
歴史的な本やそのつどのテーマに関した本の展示。企画展が中心。
■法政大学 博物館展示室
URL:法政大学
場所:ここになります。
毎年11月〜1月まで企画展の期間だけ開館する博物館。
未調査
■三の丸尚蔵館
URL:宮内庁
場所:ここになります。
皇室の持つ宝物、天皇、皇族関連のモノなどの展示。企画展が中心ですので内容はそのつど変わります。
■警視庁 警察参考室
URL:見学コース案内
場所:ここになります。
警視庁が創設された明治以降の歴史的な事件や災害など、警視庁に関係ある資料のほか、現在の警察を理解する上で参考になる資料、約1千点が展示されている。
予約が必要
未調査
■日枝神社宝物殿ギャラリー
URL:日枝神社
場所:ここになります。
■東京国立近代美術館工芸館
URL:国立近代美術館
場所:ここになります。
精緻を極めた美術工芸品の展示。解説も詳しく博物館に近い。
■プロレスマスクミュージアム
URL:プロレス・マスク・ワールド
場所:ここになります。
きわめてマニアックな博物館。プロレスのマスクだけを集め、展示。東京でも随一の「珍スポ」でしょう。
プロレスファンには聖地だと思います。
未調査
□千秋文庫
URL:千秋文庫
場所:ここになります。
旧秋田藩主佐竹家に伝わった文化史資料を展示。美術館に近い。
□東京ステーションギャラリー
URL:東京ステーションギャラリー
場所:ここになります。
東京駅舎内にある美術館です。復元された東京駅の建物も楽しめます。
□紀尾井アートギャラリー・江戸伊勢型紙美術館
URL:江戸伊勢型紙美術館
場所:ここになります。
博物館ではなく美術館に近いのですが、江戸の染色を支えた伊勢型紙を展示しています。
□江戸城外堀跡の石垣
URL:文部科学省
場所:ここになります。
博物館ではないのですが、地下鉄虎ノ門駅11番出口から文科省へ上がる所と、庁舎のすぐ近く、更に近くの3か所に発掘された石垣が保存展示され、かなり充実した解説があります。
□逓信総合博物館ていぱーく 閉館 移転
かつて大手町にあった通信と郵便の大きな博物館でしたが閉館され
墨田区の郵政博物館と武蔵野市のNTT技術史料館に移転しています。
□四番町歴史民俗資料館 閉館 移転
かつての千代田区立の歴史博物館。日比谷図書文化館に移転しています。
□交通博物館 閉館
鉄道、飛行機。船などの日本を代表する交通博物館でしたが 閉館し、鉄道部門だけは、おおみやの鉄道博物館に移転しました。
□東京都公園資料館 閉館
URL:千代田区観光協会
場所:ここになります。
日比谷公園内の建物。かなり昔に公園資料館ではなくなっている。
現在はビアホール、レストラン(?)として活用されている。
明治期洋風建築として良い雰囲気を作っています。
□江戸水道の石枡
場所:ここになります。
博物館ではないのですが、日比谷公園の中にはいくつかのモノの展示があります。
江戸城門跡、珪化木、ルーン文字石碑(レプリカ)、石貨等。
特に玉川上水に使われていた石升は珍しい展示物なので用水を調査テーマにしている人なら外せません。ただし説明もいっさいないのでちょっと残念な展示。

□レトロゲームスペース・ナツゲーミュージアム
URL:ナツゲーミュージアム
場所:ここになります。
ミュージアムという名前ですが美術館でも博物館でもなくなつかしのアーケードゲームをそろえたゲームセンターといったところです。もちろんゲームファンの方であれば貴重なスポットでしょう。
□集英社ギャラリー
URL:集英社
場所:ここになります。
博物館ではなく、集英社の出版するマンガのポスターやキャラクターグッズを展示したスペースです。マンガ/アニメファンであれば外せないスポットでしょう。
■印が博物館としてカウントしている展示施設です。

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